叩きの手法で復活させた豪快な古唐津に、現代的な美感覚を持ち込んだ。 ろくろの上に粘土紐を積み、指で継ぎ目を密着させ、あて木を内側からあて、外側を叩き板でたたきながら壷や水差しを形作る技術を先代から継承します。この技法に東南アジア各地に伝わる叩きの手法を取り込み、玄海の魚文シリーズにペルシャンブルーの釉薬(ゆうやく)を掛けて、絵画風に仕上げた個性豊かな唐津焼を完成させます。