新潟県に生まれた小林古径は、1899年、16歳の時に上京して梶田半古のもとに入門しました。1910年頃に入会した大和絵系の革新的絵画研究団紅児会で活動し、1914年再興された 日本美術院展の第1回展覧会に入選、会期中に同人に推挙されます。以後、同展で安田靫彦、前田青邨と共に再興院展三羽烏と呼ばれて活躍し、1950年には文化勲章を受章しました。